胃について~胃はバラバラ~

皆さんこんにちは
一般社団法人日本内臓ヨガ協会代表理事のクマ臓こと中村です
今日は内臓の中の
胃
について書きたいと思います。
胃はご存じの通り食べ物を消化するのがメインの内臓です。
強い酸である胃酸によって、たんぱく質などをバラバラに分解して吸収しやすくします。
タイトルの『胃はバラバラ~』とは、胃は食べ物をバラバラにしますよ~という意味です(笑)
このプロセスはとても重要で、ここでしっかりたんぱく質が消化されないと、この後に続いている腸を荒らす原因となってしまいます。
しかし、日本人は元々胃腸が弱い民族なので胃酸が出にくい人がとても多いです。
今、糖質制限が流行っており、低糖質高たんぱく質の食事をしている方が多いですが、その食生活が合わない人が一定数います。
低糖質高たんぱく質の食事を否定しているわけではなく、その食生活を行う為の胃の準備が整っていない人が多いという事です。
胃が食べ物を消化する際には、胃自体が大きくなったり小さくなって攪拌(かくはん)という動きをして胃酸と食べ物を混ぜます。
胃は元々柔軟性がある内臓で、
何も入っていない空腹時はコーヒーカップぐらいの大きさですが、
満腹状態では2リットルのペットボトルくらいの大きさになります。
胃の柔軟性がないと食べ物と胃液を混ぜる事が出来ないので、
胃の柔軟性はとても大事です。
内臓ヨガでは胃の柔軟性を上げる事を目的としています。
また、この強い酸によって口から入ってきたウイルスなどの悪い物を退治(殺菌)しています。
なので、冬の季節にウイルス性胃腸炎などになりやすい人は胃が弱いのかもしれません。
では胃酸を出すにはどうしたらいいの?
いくつかあるのですが、今日は一つだけワンポイントアドバイスをお伝えします。
それは
よく噛む事
すごい当たり前の事ですがよく噛む事は大事です。
噛む事で唾液が分泌され、その唾液の分泌が胃液の分泌を促します。
また、口である程度細かくしておく事で胃の負担を軽減する事もできます。
現代は咀嚼回数が昔と比べかなり少なくなってきている事がわかっています。
現代 咀嚼回数 600回 食事時間10分
戦前 咀嚼回数 1400回 食事時間20分
鎌倉時代 咀嚼回数 2600回 食事時間30分
弥生時代 咀嚼回数 4000回 食事時間1時間
戦前と比べ半分以下になってしまっていますね・・・・
時間に追われているという事と、現代の食べ物は食べやすくどんどん柔らかくなってきている事が要因ではないでしょうか。
1回につき最低30回以上は噛むようにしましょう!!
(そんな自分も早食いなので気を付けないと・・・)
先ほども言ったように、私達は民族的に胃腸が弱い民族です。
なので日本人が海外の人の食生活を参考にしても、その効果はそのまま反映はされません。
私達の民族である『日本人』としての歴史を考えた食生活
そして『個々』の歴史を考えた食生活を考える事が大事になります。
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